製品選定時の考察や、おすすめ製品をご紹介します。

おすすめ製品

洗車のノウハウ②、触れるのは異物を落とした後

高圧洗浄

洗車することで汚れは落ち、前後で比べれば間違いなく綺麗になります。
(でも洗車した分だけ、ボディには磨き傷が付くもんやでぇ~)

 洗車のノウハウ①「洗車中は車を乾かすべからず」
洗車のノウハウ②「触れるのは異物を落とした後」
 洗車のノウハウ③「洗車する場所で気を付けること」
 洗車のノウハウ④「蒸発による自然乾燥を避ける」
 洗車のノウハウ⑤「仕上げはガラス系で」

 洗車作業を大きく分け、洗い/拭き取り/仕上げとします。それぞれの作業でボディを擦る作業があるのですが、最初の作業「洗い」から極力ボディへの磨き傷を避けていきます。

 「洗い」の初手として、ボディに付着した砂や塵などの異物を、高圧洗浄で最大限落とします。下記のケルヒャー製品であれば、防音設計で水圧調整もできるので必要にして十分です。オプション付きのものもありますが、利用頻度も低ければ基本構成のみで事足ります。

※高圧洗浄機は、水道ホース内の空気が放出される際に高い風切り音が鳴ります。水圧調整で和らげ、空気の放出をやり過ごしましょう。
※玄関前や駐車場など、雨水による黒ずみ、コケなども吹き飛びます。近づけ過ぎはコンクリート表面の仕上げも吹き飛ばす場合があるので注意しましょう。

 高圧洗浄でさえもボディ表面に乗った排ガスなどの汚れは落とし切れません。この後のスポンジなどによる擦りが避けられない以上、異物落としは念入りに。
 ただし、サイドミラーやディスクブレーキなどの可動部分、タイヤや防水用のゴム類は加減しましょう。グリスなどは簡単に吹き飛びますし、水が浸入すれば後々トラブルの原因になります。ラジエターの薄いアルミなどは潰さないように距離を空けた方が無難です。

 もし予備洗浄として泡を使えれば、固着した汚れを浮き上がらせることができるかもしれません。高圧洗浄前に一度泡で包み、擦らず乾かない程度に少々時間を空けます。その後で高圧洗浄の流れがおすすめです。

 ここまで異物を落とした後でボディを泡で包み、ご自慢の高級ムートンを使うなりしてボディを優しく擦りましょう。
 「泡で撫でる」という表現も聞きますが、洗い残した汚れは次作業の「拭き取り」でボディに擦りつけることになります。泡や道具へのこだわりは個人差もありますが、しっかりと汚れを落とす作業であることが重要です。
 ※事前に高圧洗浄して異物を取り除いているため、泡による優しい擦りが可能なのです。まだ固着している異物は、時間をおいてみたり、別途専用のシャンプーで除去してください。焦り、無理は禁物です。



個人的な「洗い」作業をご紹介します。
・高圧洗浄は必須、そのまえの予備洗浄はときどき
 予備洗浄の泡放置中は、スポンジの届かないルーフレール、エンブレム、ドアモール、バンパーなどの境目を、柔らかい塗装用ブラシで軽くブラッシングします。
 ※傷云々ではなく、洗い残しによる「汚れの垂れ」「汚れの蓄積」防止を狙ってます。

・お高くないスポンジを2つ用意して洗う
 古いスポンジはボディの下側1/3~1/4洗い用、新しいスポンジは上側用で使い分けます。
 スポンジに前回洗車時の異物が残っていた場合はボディを傷つけます。異物付着のリスクが高い下側を専用スポンジにしてリスクを回避します。
 ヘタリ具合によって上側スポンジは下側スポンジに降格、新しい上側スポンジを購入するサイクルにします。

・ボディは上から下へ洗う
 ボンネットとルーフを先に洗います。その後で側面/後面/側面/前面と上側を回りながら、続けて同様に下側を回りながら洗います。
 洗い漏れを無くすため、決めた部分よりも少しはみ出した範囲までを洗います。
 水の蒸発が進む場合、散水したり新しい泡を掛けたりします。

・給油口、ドアなどは一時的に開けて裏側も洗う
 開閉部など濡れる範囲はこの後の拭き上げ作業で擦るため、手が届く範囲で洗っておきます。拭き上げ中に汚れが垂れてこないよう「洗い」が必要です。
 ドアなどは、防水のためにゴムが張り巡らされているところまでが一つの目安となります。

・時間的な余裕があれば、水垢or虫汚れ落としのカーシャンプーで2度洗い
 2度目の「洗い」では、手でスプレーするタイプの得意分野のあるカーシャンプーを使用します。まだ残っている汚れも、1回目の洗い作業で全て落とそうと無理に擦らず、専用のカーシャンプーを使用して落としましょう。
 ちなみに、高圧洗浄に着けられるフォームジェットを使用した予備洗浄、および1回目の「洗い」作業では、ホームセンターで売っている濃縮タイプのコスパ重視カーシャンプーを使用しています。

・洗い後の汚れた泡を水で十分に流し切る
 ボディ表面などを十分に洗い流すことも重要ですが、細部にはカーシャンプーを含んだ水が溜まっています。ここでも高圧洗浄機を使用して漏れなく吹き飛ばします。

「洗い」が終われば、乾く前の「拭き取り」です。
夏場などは時間との勝負でもありますが、当ブログはマイペースで続きます。

コメントを残す