製品選定時の考察や、おすすめ製品をご紹介します。

製品の考察

ラジコン組み立て時のコツ

ラジコン

 久しぶりにホビーラジコン(オンロードカー)を購入し、時間を掛けて組み立ててました。
 コロナによる在宅特需なのか欲しいものの在庫がないようで、フィンランドで販売されていたものを逆輸入。送料や関税などで、国内入手よりもお高い買い物になりました。

 今回組み立てた際のコツをいくつかご紹介します。

1.パーツの切り出しにはタミヤの先細薄刃ニッパーがあると楽

 複数のパーツが枠に固定されていますが、組み立てるパーツを都度切り出します。先細薄刃ニッパーなら綺麗に一度で切り出せることが多く、手間がかかりません。
 ご家庭のはさみではパーツに沿って切り出すことが難しく、粗く切り出してからカッターややすりで整える手間が発生します。

2.工具類はしっかりとしたものを使いましょう
 ネジを潰さず、力加減がコントロールしやすいものを使用しましょう。
 +ドライバー、ヘックスレンチなら下記のようなサイズが必要で、ビットタイプにすれば良いものが安価で揃うかもしれません。

3.プラスチック樹脂へのネジ締め加減はほどほどに
 ネジよりもわずかに狭い穴へネジを締め込みますが、力加減を間違うといつまでもネジは回り続け、狭い穴を広げて保持力がなくなってしまう場合があります。パーツ同士を上下左右に動かしガタが無ければ十分で、それ以上はネジ穴を潰すだけです。
 一度外したネジを再度締め込む際には、以前のネジ山を崩さないよう細心の注意が必要です。既に薄いネジ山ができているので、まずは軽く押さえながら反時計回り(ネジを緩める方向)にゆっくり回し「カタッ」と以前のネジ山に落ちるところを見つけます。そこから時計回り(ネジを締める方向)に回して楽に締まり始めれば問題ありません。
 小型の電動ドライバーは楽ですが、最後の締め込み加減や、再度締め込む際にネジ穴を潰しかねません。

4.パーツの使用漏れに注意
 ラジコンのパーツは、組み立て後に全て無くなりません。1手順づつ、必要なパーツを必ず使用して組み立てましょう。組み立て後に手順が漏れてなかったかを確認したり、動かしてみて異音がひどい原因を探るのは、ほぼ組み立て直しになります。

5.組み立て後の遊び(ガタ)の差に注意
 パーツ同士であったり、左右のタイヤなどを持って軽く動かしてみましょう。組み立ての精度が出ていない場合にはズレたり、例えば左前のタイヤ回りだけガタつくなど気付くかもしれません。ガタを見つけても直ぐに近くのネジを締め直さず、どこが原因かを把握することが大事です。十分に締まっているネジを更に締め込めば、ガタを作り出すことに繋がります。
 もし組み立て上の問題ではなく製品の精度が原因であれば、数百円で0.1mm~0.5mmなどの薄いスペーサーがラジコン用のオプションで販売されています。可動部分のガタなどを解消できれば、各種調整も素直に反映されるラジコンになります。

6.組み立て後の仕上げ、走行前の調整にゲージは必要
 グリップ力の異なるタイヤ、ダンパーオイルやスプリングなど、別途購入して調整する要素は多いですが、まず1台組み立てたなら2つのゲージで最低限の調整を行いましょう。

 1つ目は、簡単に言うと地面に対するタイヤの角度を測るものです。

 説明書通り寸分違わず組み立ててあれば差し当たっては問題ないはずですが、左右で差が出ていないかなど把握しましょう。

 2つ目は、地面とのクリアランスを測るものです。

車重で多少ダンパーが縮んだ状態からスタートです。車重でもまったくダンパーが縮まないなら、スプリングを弱くしましょう。
 オンロード(アスファルト)走行なら5mm程度のクリアランスを基準に調整します。
 そこから前/後とそれぞれ持ち上げ、タイヤが地面から離れるギリギリ時のクリアランスも前+3mm、後ろ+5mm程度を基準に調整しましょう。
 ちなみに左右のタイヤは同時に地面から離れますよね!?

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